こんにちは。富山県西部を中心に、石に関わるお仕事をさせていただいております、石森石材の石森佑輝です。今回はご縁あって、富山県中新川郡上市町にて、神社の玉垣の修復工事をさせていただきました。(玉垣とは、神社の境内の周りを囲む木や石でできた境界の柵のことです)

その時の工事の様子をご紹介いたします。

 

修復工事完了後のお写真です

修復工事、着工前のお写真です

今回の玉垣修復工事。写真ではわかりづらいですが、矢印の方向に玉垣が全体的に傾いています。今回はこの傾きの修復をメインに、ズレている箇所など補強しながら修復工事をいたします。

この神社の前の道は、近くの小学校の子供たちの通学路になっています。倒れそうになっている石は大変危なく、また手で触るとぐらぐらと動く石もあったので、子供たちや近隣の方のためにも、すみやかに、そして頑丈に修復作業を進めたいと思います。

 

まずは解体作業です。玉垣は主に高さの高い柱の親柱、間にある子柱、その上に載る笠石などの部材でできています。ひとつひとつの部材が元の位置に元通りになるように、確認し解体作業を行います。

 

この玉垣は大正時代に寄進されたものでした。当時の職人さんはどのような思いで築かれたのだろうか。そんなことも考えながら、作業を進めます。

 

取り外しの作業が完了しました。このあとの設置施工のために加工を施します。

 

作業途中、基礎の部分の石を見てみると、大きくズレていました。この部分も取り外し、修復します。

 

反対側もこのように。基礎の部分も補強し、今後傾くことのないよう、しっかりと施工します。

 

設置のための下準備が完了すると、いよいよ据え付けです。

 

等間隔に親柱を設置します。

 

続いて間の柱の設置です。

 

笠石をのせて、目地も詰め直して工事完了です。

 

地元の方々からは、「きれいに修復していただいてありがとうございました」、「早く直してもらって助かったよ」とありがたいお言葉を頂きました。今回の工事は、本当に天候にも恵まれて、思っていたよりも早く完工させていただくことが出来ました。感謝です。地域の方に喜んでいただけたことがなによりです。ありがとうございました。