南砺市福光にて大谷石塀の耐震補強工事。

こんにちは!石森石材五代目の石森佑輝です(^^)

本日は弊社で施工させていただいた、石塀の補強工事のご紹介をしたいと思います。近年、古くなったブロック塀や石塀が倒壊するといったニュースを目にするようになりました。ここ富山県でも、近年大きな地震は起きていませんが、日本全国いつ地震が起きるかわからない状況ではあるので、心配ではありますね。

今回のお客様も、30年近く前につくられたご自宅の大谷石の石塀が心配で、ご相談をいただきました。

耐震施工後のお写真

今回の耐震施工は、お客様と鉄鋼屋さん、そして弊社で相談させていただきながら、どのような工法が強く良いのかを考えて、施工をさせていただきました。塀の石に貫通穴を開け、等間隔に配置した補強金物にボルト締め。また最上部の笠石は、「かすがい」という連結する金物ですべての石を連結いたしました。

(今回は作業に一生懸命で、施工中の写真は撮り忘れです(^^;すみません。)

見えなくなる地中部分も掘って、補強金物は基礎コンクリートともボルト締めをおこないました。全体的に連結補強された石塀になり、揺れが起きても一度にバタン!と倒れる心配はない補強になっていると思います!(^^)

外観からは、あまり施工した様子が分かりにくいように工事をいたしました!(^^)矢印の部分などにボルトや金物が入っています。ボルトの部分はこのあと補修材を詰め、よりわかりにくく施工いたしました。

工事を終えて、お客様からは「思っていた以上の補強ができました。これで安心です。ありがとう。」とお声をかけていただきました。施主様のお宅には小さなお子様もおられるので、金物の角が危なくないように丸くしたり、またボルトがとび出したりしないように、安全面にも注意した点も喜んでいただけました。

地震や災害はいつ起きるかわからないものではありますが、今回のように「万全の準備を整えておく」ことが大切なのではないかと、改めて考えさせていただける工事となりました。お客様にも大変感謝です。ありがとうございました。